どうも。こんにちは。
世の中多種多様の仕事がありますが、どんな仕事でも誰かしらと連絡を取ることがあると思います。その相手はお客さんだったり社内の人だったり仕事を一緒にしている社外のパートナーだったり。連絡手段と言えばメール、電話が多いですかね。打ち合わせとかになると対面も多いでしょう。
スマホが出てきて、プライベートでの連絡手段としてチャットサービスのLINEを使っている人が多いと思います。使っているならわかるかと思いますが、確実にメールよりもチャットのほうが手軽でスピーディです。仕事の効率化を考えると導入するしかありません。しかし、仕事でLINEっていうのは選択肢としてよろしくありません。プライベート感が強すぎますからね。そこでビジネス用のチャットサービスとして『Slack』を猛プッシュしたいので、どんだけ『Slack』が優れているかというのを書いていきます。
Contents
Slackが最強の理由
会社に導入されているのはSkype(Lync)というところが多いのではと思います。
何らかの理由でチャットサービスの導入を考えると比較対象として『チャットワーク』も上がってくるかと思います。『Slack』vs『チャットワーク』の構図になるんですが相手に全くなりません。チャットワークの強みは日本語化されているという1点だけです。ここからSlackが最強な理由を1つずつ書いていきます。
無料プランで十分使える
無料プランでの制約は下記の3点です。
・ログの検索と閲覧が10,000件まで。
・連携できるサービスが(integrations)10個まで。
・チーム全員で使用できるストレージ容量が5GBまで。
連携できるサービスについては余程使いこなさない限り10個もあれば十分です。
一番問題になるログですが、こちらについてはGoogle Apps Scriptと組み合わせることで取得出来ます。(下の方に記事リンク貼っています。)
無料プランでもユーザの追加、チャット部屋の作成は無料プランで制限なく行えるというのが最強です。
サービスがすぐ使い始められる
に接続してget startedをクリックしてメールアドレスを登録するだけです。
後はSlackからメールが届くのでメール内のURLをクリックして進めます。
登録時に職業などを聞かれる欄がありますがからっぽで大丈夫です。
サービス開始については「Slack 使い方」とでも検索すると素晴らしいサイトがたくさん出てくるのでそちらから進めてください。
他の人を招待する場合も、メールアドレスが必要です。打ち込むと相手に招待用リンクがついたメールが飛ぶのでそこから登録すればいけます。
ブラウザ、デスクトップアプリ、スマホアプリがある
どんな環境からも繋がります。もちろん全て無料です。
UIがイカしてる
自分が使っているのを載せるわけにはいかないのでこちらも他のサイトを見てください。
左側にチャンネル(部屋)があって、右側にチャット欄があります。
Slack使いこなし
導入自体は簡単かつ他のサイトにキレイにまとめられているので、開設者だけが自分で見ながらやればいいと思います。
構造について
正式名称は分かりませんが、ざっとした形で構造について書きます。
自分がpasoyanwebという名前でSlackのチームを作りました。
チャンネルという部屋の単位があります。最初からgeneralとrandomといチャンネルがあり、ここにとりあえず全員参加(強制)となります。
このgeneralとrandomについては部屋の名前に_readonlyを付与するなどしてこのチャンネルには打たないでということを伝えておきましょう。
generalを使うケースとしては何かのサービスと連携させましたといった連絡事項を記載するくらいです。
管理者としてpasoyanwebというユーザがいます。ここからAさんBさんCさんDさんを招待しました。Aさん~Dさんが届いたメールから登録するとgeneralとrandomチャンネルに追加されます。
2つのProjectが走っていると仮定します。それぞれのProject用のチャンネルを”private”チャンネルで作成します。
pj-sono1、pj-sono2とでもしましょう。pj-sono1にAさんとBさんを招待します。pj-sono2にCさんとDさんを招待します。
AさんBさんがログインするとpj-sono1チャンネルが見えるようになりますが、pj-sono2は見えません。
逆にpj-sono2はCさんDさんは見えますが、pj-sono1は見えません。pasoyanwebさんは両方見えます。
後からCさんをpj-sono1に追加することも可能です。追加すると過去分も含めて見えるようになります。
チャットについて
チャンネル内で基本的にチャットしていきます。もし個別に誰かにメッセージを送りたい場合はダイレクトメッセージを送ることも出来ます。1:1チャットですね。
Aさん~Dさんにとりあえず登録してもらいましたが、いきなり始めるというのは難しいもんです。ということで自分が初めて使う方に向けて最初にお伝えしている内容について書きます。
使い方について
改行するときはshift+enter、直前に打った内容を直したい時は↑キー、誰それ宛ては@誰々と書くと良いです。
誰かが打った内容に対して返信したい場合は該当のコメントにカーソルを載せると→向き矢印アイコンが右の方にでるのでそれをクリックしてから文字を打ち込めばいい感じに見えます。
基本これだけ伝えれば問題ないです。
ちなみに左下にユーザ一覧のようなものが表示されていますが、ここに表示できる人数は制限があるのである程度の人数を超えると表示されません。
表示するユーザについては消したり追加したり出来るので、自分が表示したいユーザを指定しておきましょう。
snippetについて
これは非常に強力な機能です。プログラムのソースコードやSQL文をキレイに打ち込めます。
言語を選択することでコメント文などいい感じに色付けした状態でチャット欄に投稿することが出来ます。これがあるのとないのじゃ大違いです。
画面共有と通話
無料プランだと通話が1:1のみです。ですがSlackの強みの他サービスとの連携機能を使えば全く問題ないです。
appear.inというサービスと連携します。こちらと連携した後に「/appear 部屋の名前(なんでもOK)」というスラッシュコマンドを打てばappear.inに部屋が作成されるのでそこで画面共有なり通話なり出来ます。
サービス連携
Hubotやjenkinsなど多種多用のサービスと連携できます。発想と技術力次第で最強のSlackを作り出すことが出来ます。それこそ仕事用ではなくプライベート用として自分の使っているSNSなど全部Slackで紐付けて最強の個人用Slackを作ることも可能です。夢が広がりますね。
ログ取得
Slackの過去ログをGmailに定期的に飛ばしてアーカイブ(Google Apps Script)
をメインにみつつ、取得する部分を拡張してprivateチャンネルも取得できるようにした
SlackログをGASでGmailに転送(Private ch,groupチャット対応版)
を組み込むことをおすすめします。
途中からこれを入れると、ログが多すぎてエラーになることがあります。
その場合はvar MAX_MAIL_LENGTH = 10000000;の値を調節すればよいです。
セキュリティが気になる方に
SlackはSaaS型サービスです。個人的に問題ないと思うのですが、お堅い職場ならSaaS型サービスの利用を禁止しているところもあるかもしれません。
自社やProjectでサーバがあるなら、Rocket ChatなどSlackのOSS版みたいなのがあるのでそちらをサーバに立てるのも良いでしょう。
おわりに
相変わらずくそ仕事が忙しいのですが、Slackがあるのとないのじゃ大違いです。無かったら回ってなかったような気もします。
万人におすすめします。
無料なんでとりあえず自分一人で作成してみてちょっと触ってみれば良さがわかると思います。
では。